自分だけの人生

いままで普通の人なら、他の人と軽く雑談したり、

気を使って言葉を発したり、そういうことできるように

ならないといけないと思っていた。そういうことできない自分は

だめな自分なんだと思っていた。でも、今は私は普通の人間じゃないと思っている。

たとえば、テレビや本の言葉をうまく流せなかったり、言葉が神からの言葉のように

感じたり、人が言った普通の言葉を自分をけなしている言葉のようにずっと残ったりして、

辛い思いをしてきた。

きっと普通の人の感覚とはちがう。

普通だったら笑って流せるようなことでもとてもできなかったり、人とのテリトリーを広く取りたく、あまり心を開きたくないというのも。

人に言っても理解されるようなものじゃないし、この辛さは結局一人で抱えていくべきものなんだと思っていた。

ただ働くことは失いたくなかった。だから、雑用は2倍やろうと思ったし、簡単な仕事であっても今やっている仕事に集中していよう、と。

でも、脳がどうしようもなくしんどいときもあり、仏壇の前で寝転がって泣いていたときもあった。

私はなんのために生まれてきたんだろうと何度となく考えた。

人の役に立てる人間になりたい、と思うようになってがんばったりした。

今、私は自分がいわゆる「普通」にはとてもなり得ない人間だと思っている。

でも、この自分なりにがんばって一生懸命過ごしていこうと思っている。

もう普通になろうなんてがんばらないで、今の自分でできないこと、難しいことは無理しないで、私にはできないと、あきらめる。心の中で、その人に言う。

(ごめんなさいね、私は普通の人じゃないから)

その分、他のことでがんばって、私を生きようという気になった。

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