去年の終わり頃まで苦しかった。
だから、左手に天然石を数珠のように付けていた。
辛いとき、それを見ると、ほっとした。
頭の中がどうしようもなくしんどくて、
(なんでこんなにしんどいんだろう)と死にたくなる程で、
そんなときに手首を見て落ち着けていた。
去年の終わり頃からなぜか少しずつ好転していって、
死にたくなるくらいの脳のしんどさはなくなった。
そのときは、体のしんどさで脳のしんどさを紛らわせるように、
運動したりしていた。また、記憶力もないので、
できる仕事は人の2倍できるようにがんばっていた。
雑用だけど。
でも、とても苦しい内容を人に言えるようなものじゃなかった。
また、愚痴も言わないで、弱音も吐かないで、というのを心掛けていたのもあった。
なんのために生まれてきたんだろう、こんなに苦しいなんて、と思った。
今、思うと自分にがんばったね、と言ってあげたい。
自分をかわいがってあげたい、そんな気持ちが沸き上がってきた。